「手持ちの矯正用のコンタクトレンズに、度なしカラコンを重ね付けしたら使えるのでは?」
「カラコンを重ねたらもっと大きく可愛い目になれるかも」
カラコンを重ね付けしたことがあるとの声も聞きますが、絶対NGです!
カラコンを重ね付けすることによって、目の病気を引き起こすリスクが高くなります。
今回は、カラコンの重ね付けがNGな理由について詳しくお伝えします!
カラコンの重ね付けがNGな理由
カラコンだけでなく、クリアコンタクトも重ね付けはNGです。コンタクトレンズを重ねて使うことで、目にかかる負担が大きくなってしまいます。
誤った方法で使い続けることで、眼病や失明などの危険性が大きくなってしまいます。
酸素透過率が低下する
カラコンに限らずコンタクトレンズは角膜を覆ってしまうため、呼吸がしにくい状態になってしまいます。
カラコンには酸素透過率と呼ばれる数値があり、カラコンをつけた状態でどれだけ酸素を通すのかを示すもの。
2枚レンズを重ねてつけてしまうと、角膜に必要な酸素が行き渡らず、瞳が酸素不足に陥ってしまいます。
酸素が取り入れられない角膜の細胞は酸素不足により死んでしまうだけでなく、一度死んでしまった細胞は元に戻ることはないのです。
カラコンがずれて角膜が傷つく
カラコンを重ね付けすると目の中でズレてしまい、角膜を傷つけてしまう危険性があります。
角膜が傷ついてしまうと細菌による感染症などのリスクも高まり、目の病気を引き起こす原因にも。
目の表面の傷が原因でカビや細菌に感染してしまうと角膜潰瘍や角膜上皮びらんなどの病気になってしまうリスクもあるのです。
▼カラコンによるレンズ障害の詳細はコチラ
カラコンの重ね付けNG事例と対処法
ここでは、カラコンの重ね付けNG事例と対処法について見てきましょう。
クリアレンズとカラコンの重ね付け
視力補正用のクリアレンズと度なしカラコンを重ね付けして使用する例も見受けられますが、絶対にNGです。
乱視用のカラコンの種類が少ないため、クリアレンズの上にカラコンを重ねる人も…。
視力矯正が必要な場合は、度ありのカラコンを使用しましょう。
乱視用のカラコンも販売されているので、矯正用レンズと併用せず1枚だけで使用してください。
同じ種類のカラコンを2枚重ね付け
カラコンのデカ目効果を倍増させるために、同じ種類のカラコンを2枚重ね付けしている人もいます。
デカ目効果を狙いたい気持ちは分かりますが、絶対にNGです。
目を大きく見せたいなら重ね付けではなく、着色直径の大きいカラコンを選ぶようにしましょう。
着色直径が大きければ、レンズを重ね付けしなくても、瞳を大きく見せることができます。
▼カラコンの着色直径についてはコチラ
色の違うカラコンを重ね付け
同じカラコンでも色の違うカラコンを重ね付けすることで、オリジナルのカラーを作り出すというもの。
デザインだけでなく、度ありカラコンと度なしカラコンを重ねて使うケースも見られます。
色は綺麗に見えるかもしれませんが、2枚重ね付けするのは目の負担が大きくなるため、高発色のカラコンを1枚で使用するようにしましょう。
サンシティでもコスプレ用などの高発色カラコンを取り扱っているので、ぜひチェックして見てくださいね!
カラコンは正しく扱うことが大切
カラコンは通販でも購入できるので、メイク感覚で使っている方も多いかもしれません。
でも、カラコンは高度管理医療機器に指定されているものなので、正しく取り扱うことが必要なのです。
間違った使い方を続けてしまうと、目の病気になったり、最悪の場合失明に陥ることもあります。
カラコンを楽しむためには、正しい使い方を理解してから使用するようにしましょう!
▼高度管理医療機器についてはコチラ