カラコン選びに重要な「酸素透過率」ですが、これはレンズを装着した時に目に届く酸素の量を知るための指標です。
カラコンをつけている間は、目に酸素が届きにくい状態になり、目の渇きやトラブルなどの悪化に繋がってしまいます。
カラコンを快適に使うためには、酸素透過率にも注目して選ぶことが大切です。
今回は、カラコンの酸素透過率の基本知識やカラコン選びのポイントを解説していきます。
カラコンの酸素透過率とは?
カラコンの酸素透過率とは、レンズを瞳につけた時に目に届く酸素の量を示す指標です。
レンズを装着している間は、レンズを通して酸素が瞳に届きます。
酸素透過率が高ければ高いほど、目に酸素を通しやすいレンズであり、低いほど目に酸素を通さないレンズであることが分かるのです。
カラコンの酸素透過率は、「Dk/L値」で表記されます。
酸素透過率を示す値が重要と言われる理由
酸素透過率をチェックすることが重要な理由は、下記の通りです。
- 酸素不足により角膜のトラブルにつながる
- 感染症を起こしやすくなる
- 角膜障害のリスクが高くなる
目が酸素不足の状態になると、角膜トラブルが起こりやすくなります。
角膜にトラブルが起こると細菌やウイルスが侵入しやすくなり、感染症などを引き起こす危険性が高まるのです。
また、目の酸素不足により感染症のリスクが高くなるだけでなく、角膜障害のリスクもアップ。
酸素を通しにくいカラコンを長時間装着し続けることで、様々なリスクが高くなるのです。
酸素透過率が高いカラコンの特徴
カラコンなどのソフトコンタクトレンズは、酸素を通しにくい性質がありましたが、現在は、酸素を通しやすい構造になっています。
現在販売されているカラコンの多くは、スポンジのような構造になっており、レンズの表面を涙を介して酸素を角膜に届ける仕組みです。
従来のカラコンは時間の経過とともに乾きやすい性質がありましたが、最近のカラコンは含水率が高く、酸素を通しやすく酸素透過率も向上しています。
シリコンハイドロゲルのレンズってどうなの?
最近では、従来のカラコンよりも酸素透過率が高く、乾燥にも強い「シリコンハイドロゲル」と呼ばれる新素材が注目されています。
シリコンハイドロゲルレンズは、含水率が低い状態でも乾燥に強いため、目の負担が少なく、快適に長時間装着できるレンズです。
今までのレンズは、含水率を上げることで酸素透過率をアップさせてきましたが、含水率を上げることで目の水分が蒸発してしまい、乾燥しやすくなることがデメリットでした。
新素材のシリコンハイドロゲル は、低含水でありながら高い酸素透過率を実現し、乾燥にも強く、目に優しいレンズなのです。
酸素透過率が高い方が目に優しいわけではない
酸素透過率が高ければ高いほど、目に酸素が届きやすいですが、数値が高ければ良いというわけではありません。
カラコンを快適に使うためには、酸素透過率の数値も重要ですが、自分の目に合ったレンズを選ぶことやレンズケアが大切になります。
レンズケアができていなければ、感染症や眼病などのリスクも高くなってしまいます。
酸素透過率にも注目してカラコンを選ぼう
カラコンには様々な種類がありますが、デザインや色だけで選ぶのではなく、酸素透過率などに注目して選ぶことで、自分に合ったものを見つけることができます。
酸素透過率が高いレンズは瞳への負担が少なく、「目に優しいレンズ」と言えますが、レンズケアをしっかり行うことが重要です。
カラコンの乾燥が気になる方や乾燥が少ないレンズを探している方は、酸素透過率などもチェックしながらカラコン探しをされることをおすすめします。
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