2weekや1ヶ月タイプのカラコンは、保存液や洗浄液を使ったケアが必要になります。
カラコンの種類によっては使用できない保存液や洗浄液もあるので、自分のカラコンにあったケア用品を選ぶことが大切です。
今回は、カラコンの保存液と洗浄液の違いやコンビニや代用できるアイテムも合わせて解説していきます。
カラコンの保存液と洗浄液の違い
カラコンのケア用品には、保存液と洗浄液の2つの種類があります。
保存液と洗浄液にはそれぞれの効果があるので、正しい使い方を理解しておきましょう。
保存液はカラコンを綺麗に保つもの
カラコンの保存液は、カラコンを綺麗な状態で保存するためのものです。
保存液はカラコンの乾燥を防いだり、レンズの汚れを予防してくれるもの。
カラコンを水道水に浸けている人もいますが、レンズの変形や雑菌などが繁殖する原因にもなってしまうため、絶対にやめましょう。
また、保存液はカラコンを綺麗な状態で保存することが目的なので、保存液でカラコンを洗浄しても汚れを落とすことができません。
レンズの洗浄には、必ず洗浄液を使用してください。
洗浄液はカラコンの汚れを落とすもの
カラコンの洗浄液は、レンズの表面についたタンパク質や汚れなどを落とす効果があります。
洗浄液にも種類があり、レンズによっては使用できないものもあるので、使用しているカラコンに使えるのか確認が必要です。
洗浄液にカラコンを保存するとレンズの変形などを起こす可能性がありますので、必ず保存液に保存するようにしてください。
保存と洗浄のどちらも使えるものもある
カラコンのケア用品の中には、保存と洗浄のどちらも使えるものがあります。
MPS(マルチ・パーパス・ソリューション)と呼ばれており、1本で洗浄、すすぎ、消毒、保存液として使える万能タイプです。
レンズケアが1本でできるので、カラコン初心者の方にもおすすめ。
カラコンの洗浄液と保存液の選び方
カラコンをしっかり洗浄、保存するためには、レンズに合わせたケア用品を使用することが大切です。
ここでは、カラコンの洗浄液と保存液の選び方とチェックするポイントについてご紹介します。
ソフトレンズ専用のケア用品を選ぶ
コンタクトレンズには、ソフトレンズとハードレンズの2種類があります。
カラコンはソフトレンズに該当するので、ケア用品を選ぶときは、ソフトレンズ専用の表記があるものを選んでください。
カラコン専用のケア用品もあるので、どれを購入したら良いか分からない場合は、カラコン専用のケア商品を使うと良いでしょう。
カラコンに使用できる洗浄液を確認する
レンズの洗浄液には、下記の2つの種類があります。
- 過酸化水素タイプ
- ヨウ素タイプ
過酸化水素タイプは洗浄力が最も高く、レンズに付着した汚れを強力に洗浄してくれるものです。
消毒後は中和剤を使って中和する必要があるなど取り扱いにも注意が必要。
カラコンには使えないものも多いため、使用するときは表示をチェックしてください。
ヨウ素タイプは過酸化水素タイプよりも優しいことが特徴です。
ただし、ヨウ素アレルギーの方や甲状腺機能に問題がある場合は使用できないため注意が必要。
ケアの手間を省くなら洗浄〜保存まで1本でできるMPSがおすすめ
カラコンのケアを手軽にするなら、MPS(マルチ・パーパス・ソリューション)がおすすめです。
1本で洗浄から保存液まで使用できるので手軽にカラコンのケアができます。
ただし、上記の洗浄液に比べると洗浄力が低いので、こすり洗いは必須。
正しく使わなければ、トラブルの原因にもなってしまうため、使い方には注意が必要です。
カラコンの保存液と洗浄液の代用品
カラコンの保存液と洗浄液は、必ず専用のケア商品を使用する必要があります。
水道水や精製水、生理食塩水では代用できないため注意が必要です。
水道水や精製水では代用できない
「カラコンを洗うなら水道水でも良いでは?」「乾燥を防ぐなら水や精製水でも良さそう」などと考えている方もいるかもしれません。
水道水でレンズケアをすると、変形や細菌が繁殖してしまう原因にもなってしまいます。
カラコンの性質が変わり、固くなったり膨張したりして使用できなくなってしまうこともあるのです。
精製水は水道水を濾過して殺菌したものなので、微生物などの細菌は含まれていませんが、精製水もただの水にあることは変わりないので、洗浄や保存効果はないので代用はできません。
保存液を忘れたらコンビニで使い切りの商品を購入する
旅行などでカラコンのケア用品を忘れた場合は、水道水などで洗浄せず、コンビニの使い切りの商品を購入しましょう。
コンビニには1回分のコンタクトケア用品が置いてあるので、急なお泊まりや忘れてしまった時にも安心です。
コンビニでコンタクトケア用品を購入すれば、荷物も減らせるので便利ですよ♪
保存液や洗浄液を忘れたら、水道水を使用せず、必ずコンタクトケア用品を使うようにしてください。
保存液をつけ忘れたカラコンは使用NG
カラコンを保存するためには保存液に浸けておく必要があります。
保存液につけ忘れてしまったカラコンは、使用NGなので注意してください。
一度乾燥してしまったカラコンは、変形や変質している可能性が高いため再利用はできません。
目のトラブルを引き起こす原因にもなるため、正しい保存方法を知っておきましょう。
カラコンに合った洗浄液や保存液を選ぼう
カラコンの洗浄液には様々な種類があり、使用しているカラコンにあったものを選ぶことが大切です。
カラコンの保存には水道水や精製水は代用できないので、専用の保存液を使用しましょう。
急な泊まりや旅行で保存液や洗浄液を忘れてしまった場合は、コンビニで販売されているケア用品を活用してくださいね!