度ありカラコンを購入する場合、自分にあった度数のものを選ぶ必要があります。
度ありカラコンには、(+)と(ー)の表記がありますが、選び方が分からない方も多いのではないでしょうか?
目のトラブルなどを防ぐためにも、自分の視力に合わせた度数のカラコンを選ぶことが大切です。
今回は、カラコンの度数と視力の違いや度ありカラコンの選び方について解説してきます。
カラコンの度数とは?
カラコンの度数とは、レンズの屈折力と屈折する方向を数字で表したものになります。
ものを見た時にピントを合わせるために必要な矯正力を表す数値を指し、遠視用や乱視用、近視用などに分類されます。
カラコンの度数の表し方
カラコンの度数は、「+」「ー」が表示されています。
- 近視用は「ー(マイナス)」
- 遠視用は「+(プラス)」
数値が大きくなればなるほど度が強くなり、度なしのカラコンは「±0」と表記されます。
近視度数の目安は次の通りです。
- -0.50D〜-3,00D(軽度の近視)
- -3.25D〜-6.00D(中等度の近視)
- -6.35D〜-10.00D(強度の近視)
定期的に眼科を受診し、視力に合わせてコンタクトの度数も対応していく必要があります。
カラコンの度数と視力の違い
カラコンの度数を選ぶために欠かせない「視力」ですが、度数と視力は全く別のものになります。
視力は目の見え方を数値化したもの
視力は、対象物をどれだけ見分けられているのかという能力を表す基準のことです。
度数は、見分けられる能力を矯正する力を表す数値なので、視力がわかっていても正確な度数は把握できません。
カラコンの度数の調べ方
先ほどは正確な度数は把握できないとお伝えしましたが、度数の目安は簡単に算出することができます。
「0.4÷視力=カラコンの度数」を簡単に算出できるので、目安を知りたい時に活用してください。
あくまで目安の数値であり、正確な度数ではないので、必ず眼科を受診して、自分に合った度数のカラコンを購入されることをおすすめします。
視力とカラコンの度数の目安一覧
視力とカラコンの度数の目安の一覧は下記の通りです。
カラコンの度数
|
視力
|
-0.5D
|
0.6
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-0.75D
|
0.5
|
-1.0D
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0.4
|
-1.25D
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0.3
|
-2.0D
|
0.2
|
-4.0D
|
0.1
|
-8.0D
|
0.05
|
-10.0D
|
0.04
|
メガネとカラコンの度数は違うため注意が必要
メガネとカラコンの度数は違うため購入の際は注意が必要です。
カラコンは目の角膜に密着させていますが、メガネは目とレンズの間に距離があります。
この距離の違いによって、度数の違いが出てくるのです。
レンズから目が離れれば離れるほど、度数の効果が弱まるため、メガネは度を強くする必要があります。
カラコンの度数はパッケージを確認する
カラコンの度数をチェックする際は、パッケージの表示を確認しましょう。
通販で購入する際は、正しい度数をチェックしてから購入ボタンを押すことが必要です。
度ありカラコンを購入する前は眼科が必要
視力の数値を把握していても、カラコンの正しい度数までは自分で把握できません。
あくまで簡易的な計算式でしか算出できないため、購入前には必ず眼科を受診しましょう。
度ありカラコンを購入する前に眼科の受診が必要な理由について、詳しく解説します。
正しい視力とカラコンの度数を把握するため
度ありカラコンは、視力やメガネの度数だけでは正確な数値がわかりません。
自分に合っていない度ありカラコンを使い続けることで、目の負担が大きくなってしまうことも考えられます。
なんとなくの度数ではなく、必ず自分に合った度数を把握しておくことが大切です。
自分の目の状態に合わせたカラコンが選べる
カラコンを選ぶときは、BC(ベースカーブ)やDIA(レンズ直径)など度数以外にも選ぶ項目があります。
▶︎カラコンの基本知識はコチラ
眼科を受診することで、視力や度数以外に乱視や涙の量、アレルギーの有無などを調べることができるので、自分の目の状態に合わせたカラコンを選ぶことが可能です。
含水率によってもカラコンの使い心地が変わるため、カラコンを快適に使うためにも、自分の目の状態を把握しておきましょう。
高度管理医療機器に分類されているため
カラコンは、度あり度なしに関わらず、高度管理医療機器に分類されています。
取扱方法を間違えると眼障害などを引き起こすリスクがあるため、正しい方法で使用することが求められます。
使用前には必ず眼科を受診し、適切な指導を受けてからカラコンを使用する必要があるのです。
▶︎カラコンの高度管理医療機器の詳細はコチラ
度ありカラコンは度数を調べてから購入しよう
今回は、度ありカラコンの度数と視力の違いについて解説しました。
度ありカラコンの度数を調べるためには、必ず眼科を受診し、適切な度数を把握しておくことが必要です。
また、メガネの度数とは異なるため、自己判断せず、自分の目にあったカラコンを購入することが大切。
サンシティでは、度あり度なしカラコンの取扱も豊富なので、ぜひ自分に合ったカラコンを探してみてくださいね!