「カラコンをつけていたら頭痛がしてきた」なんて経験がある方もいるかもしれません。
カラコンが頭痛の原因になるとは想像がつきにくいですが、実は、カラコンが頭痛を引き起こしてしまうこともあるのです。
今回は、カラコンによる頭痛の原因と頭痛を防ぐカラコンの選び方について詳しくご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてくださいね!
カラコンによる頭痛の原因
カラコンを装着しているときに起こる頭痛には、カラコンの度数や目の乾燥などが原因として考えられます。
まずは、カラコンによる頭痛の原因について詳しく見ていきましょう。
カラコンの数値があっていない
装着しているカラコンのBC(ベースカーブ)や度数が合っていないことが挙げられます。
数値の合わないカラコンを長時間つけることで、血流が滞り、眼精疲労の原因に。
目の負担が大きく、頭痛を引き起こしてしまうのです。
▼カラコンのBCなどの基本知識はコチラ
目の乾燥やドライアイ
カラコンを装着していると涙の量が減り、目が乾きやすくなります。
さらに乾燥が気になる場合はドライアイになってしまっていることも。
ドライアイになるとカラコン装着時に目に負担がかかり、眼精疲労を引き起こすこともあります。
左右の度数が合っていない
左右の度数が合っていないカラコンを装着してしまうと、眼精疲労の原因になります。
左右で度数の違うカラコンを使っている方は、左右逆に装着してしまったり、どちらか一方のカラコンを両目に付けていたりすると、目の負担が大きくなり、頭痛を引き起こしてしまうこともあるのです。
左右で度数が異なる場合は、間違えないようにしておきましょう。
▼ベースカーブの違いについてはコチラ
目が疲れている
カラコンを長時間装着していると目が酸素不足に陥り、疲れた状態になります。
眼精疲労を引き起こすことで頭痛の原因になってしまうのです。
カラコンの装着時間を守り、目が疲れたらカラコンを外して目を休めることも大切です。
カラコンによる頭痛の解消方法
カラコンによって起こる頭痛の解消方法には、次の方法があります。
簡単にできる解決法もあるので、チェックしていきましょう。
ホットタオルで目元を温める
温めた蒸しタオルを目元に当てることで、頭痛が緩和されることもあります。
目元の血流促進だけでなく、リラックス効果も得られます。
ただし、カラコンを外した状態で蒸しタオルを当てるようにしてください。
ツボをマッサージする
眼精疲労には頭皮マッサージやこめかみのツボを押すことで、目元の血流が良くなり頭痛が緩和されることもあります。
こめかみの部分をゆっくりマッサージすることで、リラックス効果も得られるでしょう。
マッサージをするタイミングは、入浴中や入浴後がベスト。
入浴後は皮膚も柔らかくなっているので、マッサージの効果も得られやすいです。
鎮痛薬を飲む
外出中やすぐにカラコンを外せない場合は、我慢せずに鎮痛薬を飲むこともおすすめです。
ただし、カラコンを外せる状況になったら、すぐに外して目を休ませてあげることを忘れずに!
頭痛を防ぐカラコン選びのポイント
カラコンが原因で起こる頭痛には、度数の違いやドライアイなどが挙げられます。
頭痛を防ぐカラコン選びのポイントを見ていきましょう。
眼科を受診して自分にあったカラコンを選ぶ
BC(ベースカーブ)や数値が合ってないことが原因の場合もあるため、眼科を受診して自分の目に合ったカラコンを選びましょう。
なんとなく…でカラコンを選ぶのはNG!
カラコンは高度管理医療機器に含まれているため、自分に適したものを選ぶことが大切です。
目の視力なども低下したりすることもあるので、定期的に眼科を受診して自分の目の状態に合わせたカラコンを選びましょう。
▼高度管理医療機器についてはコチラ
ドライアイなら低含水カラコンを使用する
ドライアイや目の乾燥が気になる方は、低含水カラコンを選ぶことがポイントです。
カラコンには「含水率」が表記されていますが、含水率が50%以上のカラコンを「高含水レンズ」と言います。
高含水レンズは水分量が多いので、つけ心地も良いことが特徴ですが、目の水分をレンズが吸収してしまうため、乾きやすくなってしまうのです。
ドライアイや目の乾燥が気になる場合は、低含水レンズを選びましょう。
▼低含水カラコンの基本知識はコチラ
カラコン用の目薬で乾燥を防ぐ
カラコンの装着中に乾燥が気になる場合は、カラコン用の目薬で乾燥を防ぐことも大切です。
カラコンを装着中に目薬を指す場合は、カラコン専用のものを選んでください。
市販の目薬の中には防腐剤が含まれており、カラコンとの相性が悪いものもあります。
▼カラコンの目薬の選び方についてはコチラ
眼科を受診して自分に合ったカラコンを探そう
カラコンを装着中に頭痛がする場合は、目への負担が大きく眼精疲労などを起こしている可能性があります。
カラコンを外したり、目の血流を促すことで緩和されることもありますが、頭痛が緩和されない場合は眼科を受診して、自分に合ったカラコンを選ぶことが大切です。
ドライアイの方は、低含水レンズを選んだり、カラコン専用の目薬を使うなどの対策も必要になります。
カラコンを付けている時に頭痛がしたら、自己判断せず眼科を受診して自分の目の状態を把握しておきましょう。