気分に合わせてデザインの違うカラコンを楽しむ人も多いのではないでしょうか?
レンズケアが不要で使いたい時に使えるワンデーカラコンですが、24時間使えるわけではありません。
ワンデーカラコンに限らず、カラコンの装着時間の基本は8時間以内が目安であり、目の健康を守ためにも装着時間は厳守しましょう。
今回は、ワンデーカラコンの装着時間の目安や長時間使用したい時の対処法についてご紹介します。
ワンデーカラコンの装着時間は?
ワンデーカラコンに限らず、コンタクトレンズには目安の装着時間があります。
コンタクトの種類や使用する人の目の状態によっても異なりますが、1日8時間程度が目安となります。
1日8時間以内が目安
ワンデーカラコンは終日装着できるわけではなく、1日8時間以内が目安とされています。
カラコンはレンズに着色しているため、通常のコンタクトレンズと比較して瞳に酸素を透過しにくくなっています。
カラコンを装着している間は、瞳に届く酸素の量が減っているため、装着時間を守らなければ酸素不足になってしまうのです。
初日は2時間からスタート
カラコンを初めて使用する方は、初日は2時間からスタートして、徐々に時間を装着時間を伸ばしていくのが理想です。
- 1日目:2時間
- 2日目:4時間
- 3日目:6時間
- 4日目:8時間
初めて使用するときは、必ず眼科を受診してカラコンを使用しても問題ない状態であることを確認してから装着してください。
ワンデーカラコンを長時間つけるリスク
カラコンの装着時間の目安は8時間以下ですが、装着時間を過ぎると次のような症状が起こる場合があります。
目が充血する
長時間装着することにより、目が酸素不足になり充血してしまうことがあります。
また、酸素が不足した状態が続くと目が乾燥し、角膜細胞にダメージを与えてしまう可能性も。
目に疲れを感じたり、充血が確認されたらすぐにカラコンを外して目を休めるようにしましょう。
痛みが生じる
長時間装着することにより、目が乾燥して痛みが生じることがあります。
カラコンによる酸素不足が原因で目が乾燥し、レンズと目の間に摩擦が生じて痛みを引き起こします。
目に違和感や痛みを感じたら、すぐにカラコンの使用を中止しましょう。
目のトラブルの原因になる
カラコンを長時間装着することにより、目に酸素が行き渡らず、乾燥や痛みなどの症状を引き起こします。
特に角膜に傷がついたり、感染を起こすとカラコンの使用ができないだけでなく、最悪の場合は失明することもあるでしょう。
▼カラコンの目のトラブルに関する記事はコチラ
ワンデーカラコンを長時間使用したいときは?
旅行や仕事などでどうしても長時間使用しなければならない場面もあるでしょう。
ワンデーカラコンを長時間使用するときは、できるだけ無理をせず、目の乾燥を防ぐなどの注意が必要です。
カラコン用の目薬を使用する
カラコンを長時間使用するときは、目の酸素不足を緩和するために、カラコン用の目薬を使用しましょう。
普通の目薬はカラコンに使用すると目の乾燥やレンズの変形などのトラブルを起こすことがあります。
カラコンに使用するときは、必ずカラコン用の目薬を使用するようにしてください。
▼カラコン用の目薬に関する記事はコチラ
カラコンNGの目薬に要注意!カラコン装着時の目薬の選び方
予備のレンズを用意しておく
ワンデーカラコンは使い捨て用なので、1回外したものを再利用することはできません。
一時的に外したものであっても再利用はNGなので、旅行や外出先でカラコンが必要な場合は、予備のカラコンを用意しておきましょう。
もちろん、ワンデーカラコンは1日以上使用できるように設計されていないので、2〜3日使い回すことはやめましょう。
旅行の場合はメガネを持参しておく
カラコンを長時間装着していると目の負担が大きくなってしまうため、外した後は休息を取ることが必要です。
旅行で連日長時間装着しなければならない時などは、メガネを持参して夜だけは目を休めるなどの対策をしましょう。
カラコンは装着時間を厳守しよう
ワンデーカラコンは気軽にオシャレを楽しめるアイテムですが、1日の装着時間は8時間以下が目安です。
長時間装着を続けることで、目に酸素が届かず、乾燥や痛み、充血などの症状を引き起こすことがあります。
目の乾燥が原因で角膜が傷ついたり、感染したりすることもあるので、カラコンの装着時間に関わらず目に違和感などを感じたらすぐにカラコンを外して、目を休めるようにしましょう。
また、毎日使用している場合は、休日はカラコンを装着しない日を作るなど目にも休息を与えることが大切です。