メイク感覚で気軽にオシャレが楽しめるカラコンですが、医療機関での検査を受ける時には注意が必要です。特にMRI検査ではカラコンに含まれる金属が反応し、目に悪影響を及ぼす危険性もあります。
また、正常な検査結果が得られない場合もあるため、必ずカラコンを外して検査を受けましょう。今回は、知っておきたいカラコンの知識としてMRI検査でカラコンがNGな理由とMRI検査について解説します。
MRI検査でカラコンがNGな理由
強力な磁石と電波により磁場を発生させて行うMRI検査では、カラコンを装着したまま受けることができません。カラコンの着色部位には酸化鉄や酸化チタンなどの金属が使用されていることが多く、磁気に反応する危険性があります。
金属がMRIの磁場と反応し、熱を発することで角膜が傷つくなどの危険性があります。また、磁場を発生させるMRI検査では、カラコンだけでなく金属全般がNGとなります。検査前にはカラコンなどを外す指示がありますが、忘れずに守ようにしましょう。
カラコンをつけたままMRI検査を受けたらどうなる?
万が一、カラコンを外し忘れたままMRI検査を受けた場合は、カラコンにより正確な画像が撮影できないなど検査結果にも影響を及ぼします。また、カラコンに含まれる金属が反応し、熱をおびて破損や火傷をする危険性もあります。
最悪の場合は重度の眼障害が残る場合もあるため、安全に検査を受けるためにも必ずカラコンは外しましょう。
MRI検査はどんな検査?
MRI検査とは、強力な磁石と電波を使って磁場を発生させて行う検査のことです。主にがんの有無や転移などを調べる目的で実施される精密検査です。
MRI検査は強力な磁場が発生しているトンネル状の装置に入り、周波数の電波を体に当てて体の断面をさまざまな角度から撮影します。検査によっては造影剤などを服用してから実施されることもあります。
MRI検査以外にカラコンがNGな検査
MRI検査以外にカラコンがNGな検査があるので覚えておきましょう。X線を使用したCT検査もMRI検査と同様にカラコンがNGです。CT検査の場合はMRIほどの影響はありませんが、X線の撮影が妨げられ、正常な画像が撮影できない可能性があります。
MRI検査以外にCT検査を受ける時もカラコンを外すようにしましょう。裸眼風のカラコンなど一見カラコンと分からないタイプのものもあるので、検査員に指示されなくても必ず外すようにしてください。
MRI検査を受けるときはメイクもNG
MRI検査を受けるときはカラコンを外すようにお伝えしましたが、MRI検査ではメイクもNGになります。マスカラやアイシャドウ、アイラインなどは皮膚に炎症を起こす危険性があるため、メイクを落として検査を受ける必要があります。
また、日焼け止めなどのUVケア用品も酸化亜鉛や酸化チタンを含む素材が使用されている場合もあるので、事前に拭き取ってから検査を受けるよう指示されます。MRI検査のときはメイク、カラコンは外した上で検査を受ける必要があるため、メイク用品やカラコンケア用品を持参するのを忘れずに★
検査を受けるときはカラコンに注意しよう
今回は、知っておきたいカラコンの知識としてMRI検査でカラコンがNGな理由とMRI検査について解説しました。MRI検査は強い磁気を使用するため、カラコンに含まれる金属が反応し重度の眼障害が残る可能性があります。
MRI検査以外にCT検査もカラコンの装着がNGなので、検査を受ける前に必ず外すようにしましょう。