「1ヶ月タイプのカラコンを使用したいが、ケアの方法が分からない」
「1ヶ月タイプのレンズケアに必要な物は?」
1ヶ月タイプのカラコンを使用する時は、毎回レンズ専用の洗浄液で洗う必要があります。カラコンで使える洗浄液や保存液を使用し、正しい方法でケアしてください。
正しい方法や専用のケア用品を使用しないと、目のトラブルを引き起こす可能性があります。また、レンズだけでなくレンズケースも綺麗に保つ必要がありますよ!
今回は、1ヶ月タイプのカラコンに必要なケア用品とお手入れ方法について詳しく解説していきます。
1ヶ月タイプのカラコンに必要なもの
1ヶ月タイプのカラコンに必要なものは以下4つです。
- 洗浄液
- 保存液
- タンパク質除去剤
- 保存用のレンズケース
上記4つのアイテムを使用し、レンズを洗浄・すすぎ・消毒・保管の工程で綺麗にします。
洗浄液や保存液などのアイテムは、ドラッグストアでも購入できるのですぐに揃えられますよ!
カラコンのケア用品の種類
カラコンのケア用品は主に4種類あります。
- MPSタイプ(マルチ・パーパス・ソリューション)
- ヨウ素タイプ
- 過酸化水素タイプ
- タンパク質除去
4つそれぞれ特徴があるので、以下で順番に解説していきますね!
MPSタイプ(マルチ・パーパス・ソリューション)
MPSタイプ(マルチ・パーパス・ソリューション)は、洗浄・すすぎ・消毒・保管の工程が1液ででき、レンズケア初心者の方も使いやすいのが特徴。MPSは消毒が目的ではなく、指でこすり洗いをしレンズを洗浄します。使用方法を正しく理解して、レンズのケアを行ってください。
初心者でも使いやすいのが特徴ですが、カラコンのレンズと相性が悪いと感染症を引き起こす原因になります。実際に過敏症の報告も出てるので、よく確認し使用してください。
また、間違えた方法で使用するとレンズやケースに菌が繁殖したり、カビが生えたりします。MPSは消毒の効果が弱いので、アカントアメーバなどの細菌を消毒できる効果が少ないです。レンズのケアだけでなく、ケースを綺麗に保たないと細菌が繁殖し目のトラブルを引き起こす可能性があります。
ヨウ素タイプ
ヨウ素タイプは、過酸化水素タイプの次に洗浄力が強く、消毒効果も高いのが特徴です。4時間以上つけ置きするだけの簡単なケアですが、中和をきちんと行わないと目に違和感や痛みを感じる可能性があります。
また、ヨウ素のアレルギーを持っている方は使用しないでください。
過酸化水素タイプ
過酸化水素タイプは今回ご紹介した洗浄液の中で、洗浄力・消毒効果が高いのが特徴です。専用のケースに過酸化水素タイプの液を入れ、6時間以上つけ置きする方法になります。何回か容器をひっくり返す手間がありますが、洗浄力が強くこすり洗いをする必要がありません。
洗浄力が強いため、レンズの着色が剥がれたり溶けたりする可能性があります。カラコンを使用していいタイプかよく確認し、洗浄を行いましょう。
また、中和剤の使用方法に注意してください。ヨウ素タイプと同様、中和をきちんと行わないと目のトラブルを引き起こす可能性があります。
タンパク質除去
タンパク質除去は、涙液によって付いたタンパク質の汚れを排除する薬剤です。タンパク質の汚れが付着したレンズを装着すると、レンズがくもり見えづらくなったり、眼障害を引き起こしたりする可能性があります。
タンパク質除去は毎日使用する必要はありません。1週間〜1ヶ月に1回使用するだけで大丈夫です。色素が落ちてしまう可能性があるので、装着しているカラコンがタンパク質除去剤を使って問題ないか、事前に確認してから使用してください。
【関連記事】
カラコンの保存液と洗浄液の違いは?コンビニや代用できる?
1ヶ月タイプのカラコンのお手入れ方法
2日以上使用するカラコンは、毎日レンズのケアが必要です。使用した際は、その都度カラコンのケアを行いましょう!
カラコンの正しいお手入れ方法
①手を石鹸で洗いレンズを外す
汚れた手でレンズを外すと細菌が入り眼障害を引き起こす可能性があるので、綺麗な手でレンズを外してください。
②専用の洗浄液でレンズをこすり洗い
清潔な手のひらにレンズを置き、洗浄液を数滴たらし指でこすり洗いをします。
レンズの両面を20〜30回指で優しく洗ってください!また、爪でレンズを傷つけないように気をつけましょう。
③すすぎ
こすり洗いが終わったら、レンズの両面を洗浄液で綺麗にすすぎます!レンズが裏表逆にならないよう注意が必要です。
④保存液につけて消毒
綺麗に洗って乾燥させたケースに保存液を入れ、レンズを4時間以上つけ置きしてください。つけ置きの時間は商品によって違いがあります。説明書で正しいつけ置き時間を確認しましょう!
レンズケースのお手入れ
レンズのケースが汚いと菌が繁殖し、感染症を引き起こす可能性があります。レンズのみ綺麗にするのでなく、ケースも毎日洗ってください。
レンズケースのお手入れ方法
①ケースに残った洗浄液を捨てる
洗浄が終わりレンズを装着する時、洗浄液は必ず捨ててください。洗浄液の再利用はできません。使用した洗浄液にはレンズに付着した汚れや細菌が残るので、再利用するとレンズに菌が繁殖します。
②ケースのフタと本体を洗浄
清潔な手で、ケースのフタと本体を水道水で洗いましょう。
③乾燥させる
水分が残ると菌が繁殖してしまいます。タオルで拭くと細菌やホコリがつく可能性があるので、自然乾燥させましょう!
レンズケースを毎日綺麗に洗っても、長期間の使用で菌が残る可能性があります。1.5ヶ月〜3ヶ月に1回は交換してください。
レンズケースのお手入れの詳細は、下記の関連記事で詳しくご紹介しています。
水道水で洗わない
水道水でレンズを洗うと、変形や細菌が繁殖する可能性があります。水道水にはアカントアメーバと呼ばれる微生物が生息しているため、レンズに付着すると角膜に感染する可能性があり危険です。
また、水道水の細菌をなくすための塩素は、角膜に影響を与える可能性があります。塩素は、目の違和感や痛みのトラブルを引き起こす原因の1つです。
水道水で洗わないことの詳細は、下記の関連記事で詳しくご紹介しています。
ソフトコンタクトレンズ用の商品を使用する
カラコンはソフトレンズタイプなので、ソフトレンズ用の商品を使用してください。しかし、ソフトコンタクトレンズケア用品の種類によっては、使用できない商品もあります。カラコンが使用できるかよく確認しましょう!
正しいお手入れ方法でトラブルを予防しよう[結びの章]
今回は、1ヶ月タイプのカラコンに必要なケア用品とお手入れ方法について詳しく解説しました。
1ヶ月タイプのカラコンは、装着したら毎回洗浄し綺麗に保つことが重要です。水道水ではなく、カラコン専用のケア用品を使い正しい方法で洗浄してください。
また、レンズだけでなく保存するレンズケースも毎日洗って乾燥させて使用し、1.5ヶ月〜3ヶ月で新品に交換しましょう。
正しいお手入れ方法でトラブルを予防し、1ヶ月タイプのカラコンを使用してください。