入国審査ではトラブルを回避するため、カラコンを外しましょう。
入国時に本人確認資料として利用されるパスポートの写真には、カラコンの使用ができません。
パスポートと入国審査時の顔の印象が一致しないと、本人確認ができず手続きに時間がかかり、入国を拒否される場合も。
入国審査でカラコンを外したほうが良い理由やカラコンの使用で起きるトラブルをご紹介します。
入国審査はカラコンを外したほうが良い
入国審査を受ける際は、トラブルを避けるためにカラコンは外しましょう。
カラコンを使用した状態で本人確認をすると、本人とみなされない場合があります。
入国審査で行なわれる本人確認は、入国しても問題のない人物かを判定する大切な審査です。
本人確認で利用するパスポートには、カラコンを外した写真が使用されています。
問題なく入国するには、パスポートと顔の印象を一致させましょう。
入国審査でカラコンを外したほうが良い理由
カラコンの使用は、瞳の色や大きさが実物と大きく変わります。
パスポートと目の印象が異なると、正しい本人確認ができません。
出入国時に質問を受けたり、カラコンの使用を指摘される可能性もあります。
トラブルを回避するためにも、入国審査ではカラコンを外しましょう。
カラコン使用による入国審査時のトラブル
入国審査時にカラコンの使用がバレた場合、裸眼で入国審査を受けるよりもデメリットが多いです。
カラコン使用で入国審査をした場合に考えられるトラブルをご紹介します。
入国手続きに時間がかかる
カラコン使用による手続きへの影響は、以下のとおりです。
- カラコンを使用しているか口頭質問を受ける
- カラコンを外すよう言われる
- 顔認証ゲートが通れない
裸眼に比べ手続きの手間が増え、入国許可がおりるまでに時間がかかります。
慣れない言語による注意は、会話の内容理解も大変です。
カラコンを指摘された場合、外す手間がかかり、カラコンや目をケアする道具も必要となります。
また、日本での出入国では、顔認証による自動ゲートを設置。
出入国在留管理庁サイトでは、「顔認証ゲートは、IC旅券のICチップ内の顔の画像と、顔認証ゲートのカメラで撮影した顔の画像を照合して本人確認を行います。」と記載があります。(※1)
もし照合できなかった場合、自動ゲートは通れません。
飛行機への搭乗に影響が出る恐れもあるため、入国審査時はカラコンを外しましょう。
※1)参考:出入国在留管理庁 顔認証ゲートの更なる活用について
入国できない
パスポートの顔写真と同一人物であると判断されなかった場合、入国拒否を受ける可能性があります。
入国できないのはもちろん、「外国で入国拒否の処分を受けた者」として新たにパスポート申請が必要です。
問題ありの人物とみなされ、入国拒否された国へ入国許可が下りるのに数年かかる場合も。
対応は国やゲートによって異なりますが、トラブル回避のためにもカラコンは外しておくと安心です。
パスポート写真はカラコンNG
パスポート写真では、カラコンはの使用は基本的に使用できません。
パスポートは、海外で示せる唯一の身分証明であり、写真は本人確認を行う上でとても重要です。
外務省領事局旅券課では、パスポート写真に関して「カラーコンタクトや瞳のフチを広げるコンタクトを装着したものやフラッシュなどの影響により瞳が赤く写ったものは不適当です。上記コンタクトを着用の場合、出入国の際、不利益を被る可能性があります。」と記載。(※2)
上記を踏まえ、東京都では、「パスポートの写真がカラーコンタクト又は瞳の輪郭を強調するもの(色なしのコンタクトレンズの縁に黒や茶のラインをいれたもの)を装着している場合、出入国の際に不利益を被る可能性がありますので、撮り直しをお願いしています。」と記載されています。(※3)
パスポート写真の規定を守り、カラコンを正しく使用しましょう。
※2)参考:外務省領事局旅券課 旅券用提出写真についてのお知らせ(2021年5月更新)
※3)参考:東京生活文化スポーツ局 パスポート写真の規格と見本(2022年3月3日更新)
カラコンを外して飛行機に乗るメリット
入国審査前に過ごす飛行機内でも、カラコンは外しておきましょう。
カラコンを外して飛行機に乗るメリットは、以下のとおりです。
- 目の乾燥を防げる
- 目が疲れにくい
- 目のトラブルを防げる
- 安心して眠れる
飛行機内を裸眼で過ごせば、カラコン使用で起こる目の乾燥や疲れを減らせ、トラブルを回避できます。
カラコンの外し忘れを心配する必要もないのでぐっすり眠れ、快適な空の旅を楽しめるでしょう。
また、カラコンは飛行機内に持ち込みが可能です。
飛行機のカラコン持ち込みの詳細は、以下の関連記事で詳しくご紹介します。
飛行機内ではカラコンを外し、リラックスした状態で入国審査に向かいましょう。
カラコンを外して入国審査を受けよう
入国審査ではカラコンの使用はおすすめできません。
入国手続きに時間がかかり、本人でないとみなされた場合は入国拒否となる可能性もあります。
パスポートと同じ顔の印象を与えるために、裸眼にすると安心です。
入国審査時はカラコンを外して、手続きをスムーズに進めましょう!